Q&A 同一人物の顔なのにどこか違って見える
拙Tweetをお読みいただき、また興味深いアイディアをありがとうございます!
キムテヒョンさんの色々な角度のお写真もいただきましたので、貼っていきますね。
正面顔
どちらもほぼ正面顔ですが、この時点で既にメイクやヘアスタイルによって印象が異なる気がします。
・黒髪だと前髪のかかる目元がやや暗く見え、何となく目以外のところ(鼻、頬、口元など)に視線が持っていかれるように感じました。
・右側の写真では、カラコンの色が明るいのか黒目部分が小さく(三白眼に)見えること、アイラインで目尻にインパクトが出ていることから、若干遠心顔のように見えます。また、髪色や肌色が似たトーンのなか、最もコントラストの強い目元に視線が引きつけられ、目の印象が強まったように感じました。
・お顔のパーツに関しては、彼はオトガイが前突している(正面から見たオトガイ部分に上下の長さがあるわけではなく、前方に向けて長さがある)ため、顎をひいたとき(上目遣いになるような角度)に顎が少し長く見えるかも知れません。
顔が短く見える/離れ目(遠心顔)に見える
・前髪で額がほぼ隠れているところが、先ほどの写真とは異なります。額のぶん顔が短く見えているかも知れません。
・顔を上げ気味(顎が上がっている)なので、角度としても顔が短く見えるアングルです。
・以前のTweetにも書きましたが、目と目の間が同じ距離であっても、顔の縦の長さが短い場合は離れ目(遠心顔)に錯覚してしまうようです。
・右の写真は鼻筋の影が照明で飛んでいるので、その分目と目の間に距離があるように感じられるかもしれません。
顔が長く見える/寄り目(求心顔)に見える
・不思議なことに、同じ髪型でも角度によって遠心に見えたり求心に見えたりと変化するようです。
・違いとしては黒目の大きさや色の濃さ、アイメイク、鼻筋の影のかかり方ではないかと感じられます。黒目の色が濃いほど、また黒目が大きいほど求心顔のように錯覚するかも知れません。
・先に挙げた写真に比べると照明などの関係もあり鼻筋がはっきり見える写真ですので、鼻筋の太さと目などの距離感を無意識に比較し、求心顔に錯覚するのではないでしょうか。
・オトガイの形状が、顔の長さの印象を左右しているのではないかと感じました。
・近くからカメラ目線で撮影されていると、焦点を合わせるため本当に「寄り目」になっていることもありそうです。
遠心か求心かわからない
・こちらは自撮り画像でしょうか。私個人の意見では「カメラのレンズでゆがんだ写真」という感じですね…。
カメラのレンズには色々な種類があって、人間が一度に見ることができる範囲よりかなり広い範囲を一度に撮影できる便利なレンズがあるのですが、代わりにゆがんで写ります。特に近くから撮影するとよりゆがみます。
・個人的には、おおむね「近くから撮影された写真は自撮り/他撮り問わずゆがんでいる」「印象が変わってしまう」と思っています。
左が広角レンズで近寄って撮影、右が望遠レンズで6倍に拡大して撮影。違いをおわかりいただけるだろうか…。
— 匿名のぞみ (@LaboFacial) 2020年1月8日
もちろんスマホのカメラは広角レンズ。超広角かも。
※写真はリンク先よりお借りしたhttps://t.co/Ci0yaLJux2 pic.twitter.com/nx70ruHle7
※ちなみに今までココナラでご相談いただいた方も、スマホカメラでご撮影いただく関係で致し方ないのですが、お顔の中心(お鼻あたり)が大きく写っていることが多いです。そのためPhotoshopでレンズの歪み分を補正をしてから考察させていただいております。
まとめ
・オトガイが前にでていると顔の長さが変化して見えやすい
・オトガイの長さが少し変化するだけでも印象は意外と変わる
・瞳の色が濃い/黒目の大きさが大きいと求心顔っぽく錯覚する
・目と目の間の鼻筋がくっきりしていると、求心顔っぽく錯覚する
・写真の撮り方やレンズの種類などによって、違った印象に写るのは当たり前
・髪型(髪色/眉が見えるか)、メイク、カラコンは案外人の印象に残る